メリット・デメリット 新NISA

投資初心者必見!!新NISAで積立投資をするメリットとは?

こんな悩みが解決できます!

しゅう
しゅう

新NISAで一括投資、積立投資両方経験した僕が解説していきますね。

実は新NISAでは積立投資を推奨されている理由やメリットを把握しておかないと損してしまう可能性がありまして、、、

なぜなら投資に絶対はないから。

この記事では「積立投資の重要性」や「メリット、デメリット」を具体的に解説したうえで、お得に積立投資をする方法を紹介します!

この記事を読み終えると、積立投資のメリットやデメリットを把握したうえで始めることができるのでムダな損失を抑えられますよ!

【大前提】そもそもこの記事で解説する積立投資とは?

積立投資とは、一定額の金額を定期的に購入していく投資手法のことです。

例えば一定額毎月投資信託の商品を購入するなど、一括で投資するのではなく複数回に分けて定期的に購入していくのが特徴です。

複数回に分けて定期的に購入する為購入するタイミングを気にすることがなく、投資初心者に向いているといえます。

積立投資のメリット3選

次に複数回に分けて毎月積み立てることで得られるメリットを3つ紹介します。

1つずつ確認していきましょう!

投資初心者でも始めやすい

投資初心者が積立ではなく、一括で投資をする場合失敗するリスクが高まります。

なぜなら投資初心者の場合市場の動向を正確に予測することが難しいことでタイミングを間違えやすく、高値で買ってしまう可能性があるからです。

1つ例として、有名な銘柄であるS&P500の約1年間のチャートを見てみましょう。

YahooJAPANより引用

見てみると、1年間の間でも値上がり値下がりを繰り替えしているのが分かります。

一括で購入する場合この安値のタイミングを見定める力と購入する手間がかかります。

それに対し毎月一定額を購入する場合、タイミングを気にする必要もなく自動的に毎月購入する為初心者向けである訳です。

投資リスクの軽減ができる

毎月一定額を購入する場合、投資リスクを軽減することができます。

これはドル・コスト平均法という投資手法によるものです。

ドル・コスト平均法とは?

価格変動のある商品(投資信託など)を、毎月同じ金額で定期的に購入することで購入単価を平準化すること

金融経済ナビ引用

上記の図表のよう、毎月一定額を定期購入することで1括購入するよりも1株にかかる費用を抑え、投資リスクを軽減できます。

1株当たりの購入費用を抑えるだけでも全然利益は変わってきますよ。

自動積立で手間がかからない

毎月一定額を投資する場合、口座によっては自動積立をすることが出来ます。

僕も毎月一定額を投資している商品は自動積立にしています。

毎月特に何をするわけでもなく勝手に投資してくれるのでとても楽ですよ!

積立投資のデメリット3選

積立投資をする場合デメリットは大きく分けて3つあります。

デメリットを知っておかないと、後々苦労するので1つずつ丁寧に解説しますね!

資産形成に時間がかかる

積立投資をする場合、最初に一括で多額の金額を投資する人よりも資産形成に時間がかかります。

なぜなら投資している金額が大きければ大きいほど金利の変化が投資の利益に与える影響も大きくなるからです。

投資方法3年後の運用利益(年利によって増えた額)
最初に300万円100万円
毎月8万3千万円(3年で300万)47万円
年利10%で3年投資

この表を見れば分かる通りもし順調に株価が上がり続けた場合、一括での投資の方が利益は多くなります。

しかし、一括での投資はその分株価が下がった時の損害も大きいです。

常に右肩上がりに上がり続けることは中々無いので、中々理想通りにはいかない可能性は高いでしょう。

リスクも高くなる為、自身の投資目的に合わせて判断すると良いです!

放置しがちになる

ほとんどの金融機関の口座では自動積立をすることができます。

新NISAではほったらかし投資が推奨されているので悪いわけではないですが、放置し続けると元本割れや売却タイミングを逃す可能性があります。

例えば「急な入院」や「車の修理費」など何かのきっかけで急にお金が必要になった時、いざ口座を開いてみると株価が大幅に下落し、元本割れしているかもしれません。

いざという時売却せざるを得ない時を考えて、定期的に自身の口座を確認した方が良いでしょう。

元本割れのリスクがある

投資に絶対はないのでもちろん損をする可能性もあります。

なぜなら、景気は良くなることもあれば悪くなることも勿論あるからです。(基本的に景気が良くなれば株価は上がり、景気が下がれば株価は下がる)

例えばコロナによる「コロナショック」など世界的規模での株価暴落などは抑えようがありません。

「コロナショック」による株価暴落も今はある程度落ち着きましたが、いつまた暴落するのかは誰にも分からないです。

長期的に継続する事は大事ですが損をする可能性があることも頭に入れておきましょう。

積立投資をする前に理解すべきこと3選

積立投資でリスクを最小限にする為に理解しておいてほしいことが大きく3つあります。

しゅう
しゅう

これから投資をする人、既にしている人どなたにとっても重要な内容なのでしっかり目を通して下さいね。

リスクとリターンの関係性

投資におけるリスクとは?

・投資結果がどれだけ不確実か、つまりリターン(収益)の振れ幅の大きさを表します。リスクが大きいほど得られる収益の幅も大きくなり、損失の可能性も高まります。

投資においてリスクとリターンの関係は切り離せません。

大きなリターンを得る為には大きなリスクを背負う必要があります。

このリスクを軽視しリターンばかりに気を取られてしまうと思いも寄らない損害が出たりしますので、自身の余裕資金(最低限必要なお金以外)の中でリスク軽減を意識しながら運用しましょう。

「長期・積立・分散」の重要性

「長期・積立・分散」は資産運用の基礎とされており、リスクを抑えつつ安定したリターンを求める為の基本的な投資手法です。

三原則

  • 長期・・・長期間投資を継続する
  • 積立・・・毎月一定額を投資する
  • 分散・・・複数の値動きの異なる商品や資産に投資する(投資信託など)

この三原則は投資をする上で必要最低限必要な基礎的な知識です。

この原則の重要性を知らずに投資をすると損をするリスクが高まります。

「どれか1つをやる」ではなく、3つ全てやって意味があります。

安定した資産形成の為にも「長期・積立・分散をまずは意識していきましょう。

余裕資金で投資するべき

投資は「なくなっても困らないお金」で運用することを心掛けましょう。

なぜなら元本保証もなく資産が増減する投資では、生活費や急な出費等最低減必要なお金を利用することはリスクが高すぎるからです。

必要な資金を確保した上で投資をすることで、相場の変動に対し過度に不安になったり焦って売却してしまうリスクを減らせますよ。

しゅう
しゅう

生活費の3~6ヵ月分を貯めてから投資を始めると良いですよ。

新NISAでよりお得に積立投資をする6ステップ

ここまでの解説で積立投資の重要性は分かったけど結局何をどうしたら良いの?と行動に移せない人も多いはずです。

そんな人の為お得に積立投資するための5ステップをご紹介していきます!

お得に積立投資をする6ステップ

  1. 投資目的を明確にする
  2. 投資目標を決める
  3. 毎月の積立金を決める
  4. 口座開設
  5. 投資信託で運用する
  6. 自動化と定期的メンテナンスで「ほったらかし投資」をする

このステップ通り行えば誰でも要点を抑えた上で始められますよ。

投資目的を明確にする

まずは投資の目的をはっきりさせましょう。

なぜなら、目的によって選ぶ投資方法は変わってくるからです。

例えば、「今すぐ大きな資金を得たい」「ハイリスクハイリターンな投資をしたい!」という人がリスクの低い新NISAでの投資を選んでは意味がありません。

「老後の資金の為に投資したい」「なるべくリスクを減らし安定した資産形成を考えたい」このような長い目線で投資を考えている人が新NISAを利用するべきだと思います。

投資目標を決める

目的が決まったら「いつまでに」「いくら」資産を作りたいのか明確な目標を設定しましょう。

例えば、「20年後に1000万貯めたい」や「老後の為に2000万貯金したい」等です。

ルールを明確にすることで必要な積立金が見えてきますよ。

毎月の積立金を決める

投資目標が決まったらそれをもとに、生活費や急な出費に困らない範囲で毎月の積立金を決めましょう。

「最初から多額の金額を積み立てるべき?」と初めての方は思うかもしれませんが、最初は少額でも全然オッケーです!

積立投資のポイントは長く続けることなので無理のない範囲でまずは始めてみましょう!

口座開設

次に証券会社で口座開設をしましょう。

特にこだわりが無い方はSBI証券や楽天証券などある程度有名で人気のある証券会社が良いです。

分からないことがあった時参考になるサイトも沢山ありますし、お得なキャンペーンもやっているので人気な証券会社を選べば間違いなしですよ!

投資信託で運用する

投資信託とは?

投資信託とは投資家から集めた資金を、運用の専門家である運用会社が株式や債券などの金融商品に投資・運用し、その成果を投資家が共有する仕組み。

ポイントは複数の金融商品に運用のプロが投資してくれるので、リスクを分散させられることです。

投資信託で運用すれば簡単に分散投資ができ、リスクを抑えられます。

個人的におすすめの投資商品は以下の商品です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)・・・7割アメリカの商品
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)・・・全てアメリカの商品

以上の2つになります。

リスクを最大限減らしたいのであれば全世界株式、少しだけリスクを取れるなら米国株式くらいの感覚で構いません!

今の資本主義社会を考えるとアメリカへの投資がリスクを抑える一番の近道と言えるでしょう!

自動化と定期的メンテナンスで「ほったらかし投資」をする

商品が決まったら後は自動的に積立投資をしてあとは「ほったらかし投資」をするだけです。

「ほったらかし投資」をしたら後はほとんど何もすることもなく勝手に選んだ商品で運用してくれます。

ただし2年も3年もほったらかし続けるのは危険ですので、運用状況やライフプランを見直し必要に応じて投資額や商品構成を見直しましょう。

積立投資をする時の注意点2選

積立投資をする人にお伝えしたい注意点は大きく2点あります。

この2点はよくありがちなことなので注意してください!

短期的な株価下落に焦りすぎない

短期的な株価下落に焦りすぎると冷静な判断ができなくなり、結果損をしてしまう可能性があります。

もちろん投資の世界に絶対はないので株価下落が続き売却が遅れた結果、損をしてしまう可能性もあります。

しかし今回お伝えしたような投資信託の中でも比較的安全な商品を積立し、長い目で見ればいずれ利益が出る可能性は高いです。

投資運用をする上で焦りは判断力を鈍らせてしまう要因になりかねないので余裕資金で投資し、冷静に判断しましょう。

最初から多額の金額を積立しない

積立投資の本来のメリット(価格変動リスクの分散やドルコスト平均法の効果)は、長期間にわたり分割して投資することで発揮されます。

最初に大きな金額を1度に積み立てること自体は可能ですが、積立投資本来の良さを引き出せません。

本来積立投資は少額から始めて、長期的にリスク分散するのが基本です。

あまりに大きな金額を積立しては、一括投資と同じリスクを背負うことになりますので気をつけましょう。

よくある質問

少額でも意味ある?

結論少額でも意味があります。

積立投資におけるもっとも重要なことは「毎月コツコツ貯める」ことです。

初めていけば投資に詳しくなっていき、どのように投資したいか判断できるようになっていきます。

焦らず最初は1000円でも良いので始めてみましょう。

元本割れが心配。リスクは?

投資のリスクを0にすることはできません。

ただし、リスクを最小限にすることはできます!

この記事で紹介した「商品選び」「長期・積立・分散の徹底」等しっかり行えばある程度はリスクを抑えられますよ。

もちろんこれら全て行っても結果損をする可能性は0ではないので、余裕資金で投資しましょう。

どの商品を選べばよい?

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)・・・7割アメリカの商品
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)・・・全てアメリカの商品

結論このどちらかを選べば問題なしです!

この2つの特徴はほとんどの商品が「アメリカの商品」であるということです。

仮にこの2つの銘柄が暴落し続けるということは、アメリカの景気が下がり続けることになります。

アメリカが衰退する=世界経済も衰退していると考えてもおかしくないので経済の中心であるアメリカに投資しておけば問題ないですよ!

勉強してから始めないとダメ?

結論からお伝えすると、専門知識はなくても始めてOKです!

ただ全く何も知らずに始めるのはリスクがある為、「投資には元本割れがあること」「生活に必要なお金は残しておくこと」「長期・積立・分散が基本であること」等この記事で紹介した基本的なルールは理解しておきましょう。

途中でやめたり売却できる?

新NISAでは運用途中でいつでも売却や引き出しが可能です。

売却や引き出しに回数制限もない為、何度でも自由に行えます。

しかし、「売却した分の非課税枠はその年中には再利用できず、翌年に復活する」「売却した分は複利効果が得られなくなり、長期運用のメリットが減少する」等デメリットもあるので安易な売却には気を付けましょう!

銀行で口座開設は?

基本的に銀行での口座開設はおすすめしません。

なぜならネット証券に比べ「手数料が高め」「取り扱い銘柄数が少ない」等投資の自由度やコスト面サービス面でネット証券に劣る点が多いため、特に投資の選択肢やコストを重視する場合はネット証券での口座開設がおすすめです。

NISA口座を他の金融機関に移行することはできる?

結論他の金融機関への移管は可能です。

しかし、他の金融機関への移管には重要な注意点があります。

新NISA口座の移管(金融機関変更)の注意点

  • NISA口座内で保有している資産(株式や投資信託など)を非課税のまま新しい金融機関へ移すこと(移管)はできない
  • 年に1回まで変更可能
  • 変更したい年の前年10月1日~当年9月30日までの間に手続きを行う必要がある

これらの制限の影響で、移管を希望する場合は1度売却し現金化した上で新しいNISA口座で再購入する必要があります(この場合、売却益には課税される場合がある)

その為、「初めて口座を解説する人はよく考えた上で開設する」「口座を移管するしかない場合はなるべく早く実行する」以上のことを心掛けると良いでしょう。

記事のおさらい

最後にこの記事のおさらいをしましょう!

積立投資をする時の重要ポイント

  • まずは少額から始める
  • 「長期・積立・分散」の徹底
  • 投資信託で比較的安全な商品を選ぶ (オール・カントリーやS&P500など)

以上3点抑えれば、最低限必要なことはできていると思って大丈夫です!

僕も最初の頃は投資信託のこともリスク軽減の方法も分からず恐る恐る投資を始めていました。

しかし少額ですが少しずつ実践しながら調べていくことで詳しくなっていきました!

最初は不安も大きいとは思いますが、この記事を通して少しでもその不安が取り除ければ嬉しい限りです!

Popular

-メリット・デメリット, 新NISA